5月の中旬に佐渡へ本校の実習に行ってきました。
1日は佐渡でトキの野生復帰のお手伝いをしている、トキドキ応援団の方たちと旧トキ保護センターのある清水平でトキの放鳥に向けての環境整備のお手伝いをさせていただきました。また、トキの野生復帰のためにより自然環境にあまり負担を与えない農業を実践されている斉藤さんの田んぼを実習に利用させていただきました。
もう1日は小木にある太鼓を中心とした音楽芸能集団「鼓童」の所有している森林整備のお手伝いをさせていただきました。
鼓童は自然と芸能の関係を考え、森を管理しています。アースファニチャーという間伐材の学習机や家具の製造販売などにも取り組んでいます。
トキの野生復帰は早ければ平成20年度にも予定されています。2015年頃には小佐渡東部に60羽定着を目指しています。この分でいくと繁殖させているトキは現在60羽くらいですので2,3年後は100羽を越えるくらいになるのではないでしょうか。
現在のトキ放鳥予定の現場、小佐渡東部はトキを放鳥するには環境整備が必要です。これに貢献するべく多くの佐渡の方や関心のある方がこの整備に参加しています。
トキは江戸時代にはありふれた鳥でした。日本産トキの絶滅の原因は、狩猟による捕獲。農業の近代化によりコンクリート水路や田の乾燥化により田んぼが餌場としての機能をなくしてきたこと。農薬等による小動物の減少と農薬の体内蓄積。営巣となる木立の減少。これらの複合原因がかさなり、トキはその成育場所を喪失してきたことにあります。
今後はこれをいかに人間にとってもトキにとっても住みやすい環境にしていくかが大きな課題になります。難しいことかも知れませんが自然と対話しながら試みていきたいと思います。
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