夏が来れば思い出す。遥かな尾瀬 野の小道霧の中に浮かび来る・・
皆さんは尾瀬に行ったことがありますか。
尾瀬というと群馬県のイメージが強いのですが、新潟県と福島県にもまたがっている高層湿原の広がった高山植物の宝庫として有名な場所です。私もかなり以前に訪れたのですが、湿原の雰囲気といい植物の豊富さ、景観の美しさなどに感動しました。特に朝霧のなかで尾瀬沼を散策したときは、その幻想的な風景に強く打たれた思い出があります。
もともとこの尾瀬にも水力発電所の建設が予定されていたのですが、多くの研究者など、自然保護の運動により開発が中止されたという歴史を持っています。また近年では、モータリゼーションやレジャーの進展によるマイカーの乗り入れによる環境悪化の規制や、入山者の増大による過剰利用で至仏山の登山道周辺が荒廃したことなど、私たち近代日本の、自然と人間の関係を象徴するような問題を提示してきた場所でもあります。
今度、この尾瀬沼、尾瀬ヶ原がラムサール条約登録湿地になる可能性があります。ラムサール条約とは水鳥の生息地として国際的に重要な湿地及びそこに生息・生育する動植物の保全を促し、「湿地の賢明な利用」を進めることを目的として、1971年2月2日、イランのラムサールで開催された「湿地及び水鳥の保全のための国際会議」作成された条約です。現在全国で13箇所登録湿地があり、新潟県では佐潟が登録されています。
新潟県はその名前のとおり、新しい潟があり、そして何より水田というすばらしい湿地をたくさん持った県です。尾瀬を皮切りに福島潟、鳥屋野潟など多くの湿地がラムサール条約に登録されていくことをこころから望みます。
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