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校長室 ~校長の自然探索~ 「ふるさと散歩」

上海蟹と藻屑蟹

 高級中華料理で上海蟹がシーズンになりました。私は食べたことがないのですが大変おいしいとのこと。機会があれば是非食してみたいと思っています。 ある中国の方から伺ったのですが、上海蟹は特別に取れる場所が決まっていて、同じ種類の蟹でもそれ以外は泥臭くてあまりおいしくないとのことです。そのため地域を証明されたものだけが上海蟹と呼ばれるのだそうです。食べると味噌が甘くとてもおいしいとのこと。
 ところで新潟にもこの上海蟹の兄弟とも言える蟹がいます。それがモクズ蟹なのです。モクズガ二は体長15センチくらい。ハサミの部分に藻のような毛がたくさん生えており、それが藻の屑に見えるのでモクズガにという名前がついています。秋から川を下り、海で産卵してプランクトンから大きくなったコガニはまた川を上っていくという習性があります。新潟でも多くの川で普通に取れます。雑食性ですがやや植物質を多く食べるようです。丈夫な生き物で汚濁にも強いですし陸上を動けるのでダムなどの魚の障害になるものにも適応します。
 しかし、昔に比べるとずいぶん数が減ったそうです。 食べ方はつぶして団子にして味噌汁で食べたり、鍋にしてゆでて食べます。食べるところは主に味噌ですがほのかに甘みがあってとてもおいしいです。身は食べるところが少ないですが淡白な味わいがします。 ところがこのモクズガにも危機が訪れています。最近、グルメブームで上海蟹が生きたまま輸入されたり、水田で養殖されたりしています。これが野外に逃げ出し繁殖したり、日本のモクズガにと交雑してしまうおそれがでて来たのです。他の国で大きな問題を引き起こしており、日本でも問題のある外来種になるおそれが多分にあります。 ブラックバスやアライグマなど大きな問題になる前に適切な規制が必要だと思います。

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