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校長室 ~校長の自然探索~ 「ふるさと散歩」

「めだか」と「うるめ」

 「春の小川はさらさらゆくよ エビやメダカやこぶなのむれに きょうもいちにち日向で泳ぎ あそべあそべとささやきながら」
 これは、春も小川の2番の歌詞です。 メダカは本来は東京弁。 新潟では「うるめ」というところもあります。いまでも県内ではウルメの佃煮が売られているそうです。 メダカとはある説では目が体の高い位置にあるから目高とつけられたとも言われています。 メダカは水面の上のほうにいて、エサも浮いているものを食べるのに目も口も上に向 いているのが都合いいのでしょう。 新潟の地方名としてウルメといわれているのは、目が潤んでいるからなのかもしれませんね。 芭蕉の「奥の細道」の句で 行く春や鳥なき魚の目に涙 という句から連想してしまいます。 
 ウルメはイワシにもウルメイワシというイワシがいますがやはり目が大きくて同じような体の特徴があります。 「春の小川」の歌の風景はいかにも新潟の平野でどこでも見れそうな光景ですが、現 在ではなかなか見ることができません。 水路がコンクリート化され、まっすぐになり、またいつも水が流れているわけではない のでゆったりした流れを好むメダカはその住処を失いました。 新潟市でもいつもメダカの見れる場所は本当に少なくなりました。 そんなことをさびしく思っている方もたくさんおられるでしょう。
 わたしは小学校、幼稚園にビオトープをつくりそこで子供たちにメダカや身近な生き 物と触れ合う場所を作っていきました。 新潟県でもメダカやほたるなどかつて、農地にいた多くの生き物に配慮した整備の指 針、「にいがた 里に生きる」の作成や、生き物と共存する整備などを実行していま す。 なにより、トキの「野生復帰」はこのような生き物が多様にいる環境を復元すること にあります。 メダカも喜ぶような環境に私たちも共に暮らしていけるといいですね。

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