TOPページ>校長室TOP>~校長の自然探索~ 「ふるさと散歩」>山椒魚(さんしょううお)
 

校長室 ~校長の自然探索~ 「ふるさと散歩」

山椒魚(さんしょううお)

 皆さんは山椒魚って知っていますか。魚とつきますが実際はカエルと同じ両生類の仲間 です。かえると違って尾っぽがなくなりません。普段は山の落ち葉などの湿った地面に住んでいて、3月の下旬から4月上旬に産卵のため水辺にやってきます。今年も すでに産卵は終わり、おたまじゃくしの様ですが、えらが外に出て水中生活をしているころでしょう。
 この山椒魚、食べ物は落ち葉の中でそれを食べている、昆虫類やミミズなどです。 なぜ山椒魚という名前がついたのかといえば、いろいろな説がありますが山椒のよう なにおいがするとか、肌が山椒の木の肌に似ている。などがありますが私の好きな説 は山に生きる魚だから、山生魚という説です。  普段、山椒魚は落ち葉、枯れ木などを分解するミミズや節足動物、昆虫などを食べて 生きているのです。まさしく山で生きている魚ということですね。しかも、子孫を残すためには、きれいな水辺から離れられません。山で生きて、美しい水に生きるも の。それが山椒魚なのです。
 じつはこの山椒魚を食べる地域があります。わたしは群馬県の尾瀬の入り口。桧枝岐 (ひのえまた)の民宿で山椒魚の黒焼きを食べる機会がありました。 その時はおいしいという気持ちはあまりなかったのですが、今考えてみれば山椒魚を いただくということは山の恵みを直接いただくことに気がつきました。 山椒魚はもちろん蛇や鳥、狸やテン、イタチ等の小動物たちの命を支えています。 里山の自然が、さまざまな生き物が絡み合ってはじめて成り立っている。山椒魚をいただくとき、また、おいしい清水を飲むときそれが山の微生物や分解者によって作られていることを感じます。 その恵みの中でじつは人間も生きているのですね。


<<「めだか」と「うるめ」    新緑とうるし>>



Copy right(C)2004-日本自然環境専門学校 All rights reserved.