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1、自然環境の調査をする仕事 その1


●環境調査の仕事はいろいろある 

 「環境を調査する仕事」といっても様々で水質を調べる仕事や騒音・振動を調査する会社など多数存在していますが、ここではいわゆる「自然環境」もしくは「生態系」を調査する仕事について概説します。

●今現在の環境の状態を調査することから環境保全は始まる

大規模な公共工事などで自然環境に大きなダメージを与える可能性がある場合、開発を行う前に自然環境の状態を調べどのような影響があるかを予測します。具体的には動植物、水質、・・・など生態系を構成する事象の多くを調査し取りまとめしなければなりません。

●実際の業務の内容の例

1、生物相調査

 生物相調査とは特定地域に生息する生物の種類を明らかにする調査です。植物の場合「植物相」またはフロラ調査といい、シダ植物以上の高等植物のリストを作成します。例として新潟市平野部の湖沼ではおよそ300~500種類の植物が確認されます。この調査をする過程で絶滅危惧種を発見することもしばしばです。絶滅危惧種を発見した場合、場所や生育状況、数量などを合わせて記録することがあります。

2、植生調査

 植生調査とは前述の植物相調査とは異なり数量的概念がともないます。すなわちどんな植物がどれだけ生育するかを調べます。これを行うことでその地域に多く存在する植物種や植物同士の影響などについて知ることが出来ます。また、数量を記録しているため植物群落の変化を知るための基礎資料ともなります。

3、動物の行動調査

 哺乳類、鳥類などの調査でよく行われます。これらの生物の保全では「餌を取る場所とその種類」、「巣を作る場所や繁殖する場所」、「行動範囲」などのデータが欠かせません。GPSや発信機を用いたラジオテレメトリーという手法を用いて彼らの行動を調査したり、自動撮影装置や痕跡から彼らの行動を調べたりします。植物と違い、相手が動くので根気と時間を要する作業となります。

4、報告書作成

 調査したデータを分かりやすく報告書9にまとめます。分かりやすさの鍵を握るのは「正しい日本語力」と「明快な図表制作力」となります。場合により紙の報告書だけでなくプレゼンテーション(発表)することもしばしばです。

調査の例(別ウインドウで開きます)

河川水辺の国勢調査 国土交通省
自然環境保全基礎調査 環境省
普天間飛行場:平成16年度 自然環境調査 業務概要 宜野湾市
平成19年度三番瀬自然環境調査報告書 千葉県
など ※リンク先の団体、内容については本校は何の関係もありません。

●どんな人材が求められるか?どのように学べばよいか?


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