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日本自然環境専門学校

自然環境保全をリードする人材を育てる「環境の総合専門学校」

自然エネルギーの話

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再生エネと仕事についての解説

風力発電
海岸沿いは風力発電の絶好の立地

地球温暖化は深刻な状況になりつつあると言われています。特に東日本大震災の原発事故以降、国内の全ての原発が停止しそれをまかなうために火力発電が増え国内の二酸化炭素排出量はかなり増加しました。
 その中で、二酸化炭素を出さない「自然エネルギー」を使用した発電が注目を浴び、導入も加速度的に進んでいます。国もこの分野を成長産業と位置付けこれからもどんどん発展していく産業だと考えられます。

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自然エネルギーの種類と利用状況

日本の年間総発電量のうち、自然エネルギーを利用した(水力発電8%を除く)ものは全体の2.2%(2013年)しかありません。国の方針では2030年までにこの割合を20%程度を目標にしています。


ソーラーパネルイメージ

太陽光発電

自然エネルギーというとまずソーラーパネルを連想するでしょう。各家庭の屋根にもあり、身近な存在でマスコミなどでも話題に上がります。設置台数では最近著しい伸びを示していて、メガソーラーなど大型の発電所も民間レベルで設置されています。

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特徴・メリットとデメリット

太陽光パネルなので当然夜間の発電が出来ません。天気や季節の日照の影響も受け安定した電力供給を出来ない点が良く問題視されています。メリットはランニングコストが安いということです。設置をしてしまえば太陽の出ている間発電し続けます。かかる費用は定期的な保守点検と補修費用だけであるということです。


風力発電イメージ

風力発電

海外ではいくつもの風車が回るような光景が広がりますが、国内の風力発電は設置数、規模もまだまだです。企業における環境貢献のシンボル的に単発で設置されている風車はよく見かけますが・・。陸上に設置する「陸上風力発電」と海上に設置する「洋上風力発電」に大別されます。

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特徴・メリットとデメリット

太陽光パネルで発電できない夜間や悪天時も発電できるメリットがあります。太陽光パネルとは違い駆動部分があるのである程度頻繁な点検は必要です。発電に風を使用するので陸上では風が吹きやすい海岸付近に設置する例が多いです。プロペラが回る時に人に聞こえない低周波騒音を出し人体に影響があると言われており、常に風が吹きやすく、騒音問題もクリアーできる洋上風力発電が注目を浴びています。


バイオマスイメージ

バイオマス発電

あまり聞きなれない言葉かもしれません。「バイオマス」とは直訳(生態学)では「生物量」となり、この場合「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」が該当します。バイオマス発電では生物由来の有機物を燃焼させエネルギーを得るのが一般的です。一般ごみを燃やして発電する形式はバイオマス発電とは違う点に注意点です。

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特徴・メリットとデメリット

生物由来のバイオマスを燃やしても発生する二酸化炭素は生物が今までため込んだものであり、また生物がため込むので地球上の二酸化炭素の総量は変わらない。
 「木質バイオマス」の場合、林業や製材所などで発生した木材廃材を燃焼させ、お湯を沸かして出た蒸気の力で発電タービンを回す方式が一般的です。また、家畜の糞尿を発酵させ発生したメタンガスを燃焼させて発電する方法も実用化されています。本来捨ててしまうものや利用されないものを燃やして発電する点で環境に貢献する意味は大きいと考えられます。


地熱イメージ

水力発電・地熱発電

この2つはかなり歴史のある発電方式で、水力発電は自然エネルギーを利用した発電の中では一番多いです。火山国である我が国では地中熱を使った地熱発電もおこなわれています。ちなみに地熱発電が盛んなのは別府温泉で有名な大分県です。

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特徴・メリットとデメリット

地球温暖化の面からみるとクリーンで有望なエネルギー源ですが、ダム建設による大規模な自然破壊などが問題として挙げられます。また、地熱発電を行える適地のほとんどは国立公園内に存在するので新たに施設を建設するには十分に自然環境に配慮しなければならず、難しい状況となっています。


海イメージ

海洋発電

四方を海に囲まれたわが国ではどこでも発電できそうな魅力的な話に聞こえますが、各種発電方式の技術は研究段階にあり、今すぐ実用化、商業化とはならなそうです。波の上下運動、潮の満ち引き、潮流、温度差など様々なエネルギーを獲得しようと研究が進んでいます。

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特徴・メリットとデメリット

いまだ研究段階なので本当に商業ベースにのるのかは不明です。海に囲まれた日本ではぜひ利用したいエネルギー資源だと言えます。


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自然エネルギー産業への就職は?

風力発電
メガソーラーの建設ラッシュは新しい仕事を生む

自然エネルギーに関連する企業での仕事にはいくつかの職種があります。職種により望まれるスキルや資格などが異なり、就職に向けた準備も異なります。本校のカリキュラムでは下記の現場技術者を育てることをメインにしていますが、営業・事務についても就職実績があります。

どんな職種があるか

レ

現場の技術者

現場技術者の具体的な仕事は発電装置の設置、点検保守、パーツ交換などの作業となります。例えばソーラーパネルの設置工事ではパネル製造メーカーが指定した方法、資材、手順を遵守し工事を行うことが求められます。仕様通りに工事するということはプロとして基本であり絶対です。
そのためには各種工具の正しい使い方等を熟知し、スピードと正確性を求められます。また、作業の内容により資格が必要です。例えば電気の工事であれば「電気工事士」、トラック積載形のクレーンからの荷物の積み下ろしには、「玉掛け」、「小型移動式クレーン」の2つの資格がなければ行えません。また、資格を保有しているだけでは現場ですぐに働けないのである程度の経験を実習などで積んでおく必要があります。

本校の環境ビジネス科のカリキュラムでは電気工事士の試験対策を行っております。自然エネルギー関係の現場作業の仕事をするには必要な資格となります。その他、ソーラーパネルや風力発電については実習レベルではありますが、設置工事の技術、保守点検の仕方の実習もあります。

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営業・事務

普通の会社のような一般事務もありますが、電力会社や顧客へ提出する書類などはある程度の現場の知識がないと難しいことがあります。例えば提出する図面などはコンピュータを用いたCADというソフトで製図するのが一般的で、専門性が高いため短期間で使いこなすのは無理です。 また、営業についても商品について詳しい知識がなければ売れませんから、ある程度の知識を有することが望まれます。従業員数が数十人の小さな企業では現場の作業、営業、事務の全てを要求されることもしばしばです。

本校のカリキュラムではCAD製図の知識・技術はもとより、エネルギー全般に関する講義や実習、ビジネスマナーや一般的なPCソフトの仕事的使い方を学ぶことが出来ます。

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研究・開発

研究・開発の仕事はかなり高度な知識が必要となり、残念ながら専門学校の教育ではこの仕事に就くことは難しいかもしれません。研究者は専門の知識の他、論文を読むための英語の力、計算をするための物理、数学の力などが要求されます。この種の職種に就きたい方は理系の大学院まで行くことをお勧めします。

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