オープンキャンパス

花園本校舎

花園本校舎

3階 環境実験室、環境分析室

環境実験室:器具の取り扱いや基礎的な化学実験から、植物組織の観察や植物生理に関する実験、川で採集したプランクトンの観察や識別などを行う部屋です。

環境分析室:さまざまな分析機器で水質や土壌成分を測定する実習を行う部屋です。

分析機器について
●水質の測定

TOC(全有機体炭素計)やクロマトグラフィーを使い一般的な水質測定項目のほとんどを測定できます。機械の操作はそれほど難しくはなく、自動で測ってくれますが、正しい数値を得るためにはコンタミ(異物混入)を防ぐための知識や技術など知らなければならないことが多くあります。

●汚染物質の分析

ガスクロマトグラフ質量分析計やその他に原子吸光やガスクロマトグラフィーなど様々な測定機器をそろえており、土壌や水中の有害金属、残留農薬などを測定することが可能です。

4階 生態学実験室

この部屋は主に生物の分類や生態に関する室内実習を行います。野外で採取した植物や昆虫を標本にしたり、実体顕微鏡を使用して同定作業などを行います。本校で所有している書籍もこの部屋に収蔵されており、生物や環境の本およそ1000冊が自由に閲覧できます。

標本作製について
●生物分類・生態の実習

環境調査(生物調査)で重要な技術は生物の名前を正確に識別(同定という)することです。野外実習で採取した植物や昆虫をこの部屋で標本にしたり、文献を見ながら同定をする実習を行います。小さな昆虫などは実体顕微鏡を用いて細部を検証する必要があるうえ、種類の数が膨大なので手間と時間を要します。

●標本の作製と管理

生物の標本はよく博物館などに収容されています。学術的な意味も重要ですが、生物調査においては証拠品としての意味合いが多いと思います。また、生物名を調べるさい、標本を作製しておけばじっくりと調べることができます。

4階 博物展示実習室

ビジターセンター等で行っている自然を解説するための展示の手法について、実践的に実習をする部屋です。普段は学生が製作した作品や展示物を展示していますが、必要に応じてテーマを決めて企画展示を行います。

5階 講義室

約60人が収容できる講義室です。複数の学科が合同で行うような授業で使用します。現在、リモートでの授業視聴もできるようになっています。

6階自習室

公務員サポートを受ける学生が自習を行う部屋です。1人ひとつの机が割り当てられ、公務員合格に向けての自主学習を行います。

7階 701,701教室 

パソコン授業を行う部屋です。Microsoftワード、エクセル、パワーポイントなどのビジネスソフトの他、Adobeイラストレーターやフォトショップなどのグラフィック系のソフトも扱います。

大型モニタのため、グラフィック系のソフトの操作がしやすい環境です。

授業で使用するソフトについて
●Adobe イラストレーター

グラフィックに携わる仕事をするのであれば使えるのがほぼ必須とも呼べるソフトです。授業ではチラシデザイン、パネル製作、グッズ制作など環境教育の分野で活用するほか、調査の報告書作成や図表を作るさいにも活用します。

グラフィックソフトは全く同じ製品でなくても、操作方法が似ている場合が多いので、一度でもこのようなソフトを操作したことがあれば他のソフトでも応用が効きます。

●Adobe フォトショップ

写真の編集や加工を行えるソフトです。チラシやパンフレットを制作するさい、写真の明るさや色みを調整するだけで魅力的な写真に仕上げることができます。


操作を通してデジタル画像の原理が理解でき、カメラでの撮影方法や写真の取り扱いも自然と学ぶことができます。

●Auto CAD

建築や造園、製品設計の業界で広く使われている図面設計ソフトです。

本校ではビオトープの設計図、木工工作の設計図、造園施工の設計図などを描くための授業があります。資格試験であるCAD利用技術者試験の検定対策も兼ねています。

●Arc GIS

さまざまな情報の分析や解析を行い、視覚的可視化・地図化するソフトです。環境調査会社や林業会社などでも活用されています。


授業では植物の分布をプロットしたり、地域の環境特性と動植物の生息地の関係を分析する方法などを学びます。自然環境研究科のみが扱えるソフトです。