オープンキャンパス

弁天橋実習場

実習棟

1階 水生生物飼育室

新潟市近郊で採集した野生動植物約70種を飼育・展示しています。主に環境教育科の自然展示実習で使用します。自然公園に設置してある、地域の生物を紹介するような水そう管理ができるよう実習を行います。水そうのレイアウト方法から、生物の生態を理解した飼育方法などを学びます。

飼育している生物紹介
●魚類(20種前後)

コ イ科:ギンブナ、ヤリタナゴ、オイカワ、タモロコ、モツゴ、ウグイ、ビワヒガイ、カマツカ、ツチフキ

ドジョウ科:ドジョウ、ヒガシシマドジョウ、カラドジョウ、 フクドジョウ、ホトケドジョウ

ギ ギ科:ギギ

アカザ科:アカザ

ダ ツ科:キタノメダカ

ハ ゼ科:ウキゴリ、オオヨシノボリ、トウヨシノボリ

●両生類(15種類前後)

ヒキガエル科:アズマヒキガエル

アマガエル科:ニホンアマガエル

アカガエル科:ニホンアカガエル、ヤマアカガエル、トノサマガエル、ツチガエル

アオガエル科:モリアオガエル、シュレーゲルアオガエル、カジカガエル

サンショウウオ科:トウホクサンショウウオ、クロサンショウウオ

イモリ科:アカハライモリ

●爬虫類(10種類前後)

イシガメ科:ニホンイシガメ、クサガメ、ミナミイシガメ(ペット個体?)

ヌマガメ科:ミシシッピアカミミガメ(外来)

スッポン科:ニホンスッポン

ヤモリ科:ニホンヤモリ

トカゲ科:ヒガシニホントカゲ

カナヘビ科:ニホンカナヘビ

ナミヘビ科:アオダイショウ、シマヘビ

●水草(20種類前後)

ヒ シ科:ヒシ

マツモ科:マツモ

ミソハギ科:ミズマツバ

ウキゴケ科:カヅノゴケ、イチョウウキゴケ

オオバコ科:キクモ、ウォーターバコパ (外来)

スイレン科:コウホネ

ヒルムシロ科:ササバモ、ヤナギモ、センニンモ、フトヒルムシロ

トチカガミ科:クロモ、オオカナダモ(外来)、コカナダモ(外来)、ミズオオバコ、コウガイモ、イトトリゲモ

ミツガシワ科:ガガブタ

カヤツリグサ科:マツバイ

イノモトソウ科:ヒメミズワラビ

サンショウモ科:サンショウモ

アリノトウグサ科:ホザキノフサモ

デンジソウ科:デンジソウ

●その他生物

ヌカエビ、アメリカザリガニ(外来)、プラナリア(ウズムシ)、ヒドラ

エサたち:レッドローチ、デュビュア、ミルワーム、イエコオロギ

1階 木工工作室

木工工作室

主に森林関係の仕事を目指す学生が木材の加工を学ぶ部屋です。林業実習で伐倒した木材を加工したり、組み立てを行います。木材を加工する木工工作機械がそろってるほか、金属の切断や溶接を行う機械もあります。林業機械のメンテナンスもこの部屋で行っています。

工作室を利用した実習例
●木工工作実習Ⅱ

林業や木材加工に関する仕事を目指す学生と、自然環境研究科の学生は木工工作実習Ⅱで工作機械を使用する実習を行います。一通りの木工機械の操作を体験するのと同時に、工作を通して木質についても学びます。

●木工機械類の紹介

ジグソー:線や細部の切断作業ができます。

ルーター:穴をあける、けずる、角をとるなどができます。

バンドソー:やや大きく厚みがある木材などを切断できます。

パネルソー :パネル状の大きな板を正確に切断できます。

1階 実習室

約132㎡(畳85枚分)で非常に広く、かつ3階分の高さを吹き抜けにした、天井が高い開放感ある部屋です。悪天候のさいの実習やドローン飛行の練習などで使用します。また、壁は防音効果がある素材を使用していますので、チェーンソーなど大きな音が出る実習も安心して行えます。

実習室を利用した実習例
●環境復元実習

自然環境保全科の環境復元実習では、ビオトープ池の施工を行いますが、設置する看板や木橋の制作はこの実習室で行います。大きなものを広げたり、大人数で同時に進める作業に向いている部屋です。

●緑地管理実習

環境創生農学科の緑地管理実習では冬囲い用に雪吊り(樹木を雪害から守る・景観の美化)の準備や、お正月飾りの門松などの制作のさいにこの実習室を使います。雪が積もり実習が外でできないときに活用できる部屋でもあります。

●林業・土木機械実習Ⅰ

林業・土木機械実習Ⅰでは、林業・土木機械を正確かつ安全に取り扱うための安全講習を行い、チェーンソーや刈払機などの資格(安全衛生教育の修了)を得ることができます。


仕事でこれらの機械類を扱う場合、資格が必要と法律で定められているため、在学中に取得しておくと安心です。

2階 講義室

50 名ほどが収容できる講義室です。実習前の講義や、実習で採集した動植物の室内分類などで使用しています。

環境教育実習棟(古民家)

新潟県の柏崎市高柳から移築した築400 年の古民家です。この実習棟では主に環境教育科の環境教育イベントの準備・リハーサルや、環境創生農学科の収穫祭などで使用します。

実習室

約24畳の広さの実習室です。もともと畳の部屋でしたが、フローリングにリフォー ムして利用しています。スクリーンが常設してあるため講義もできます。 工作道具、調理道具があり色々な実習ができます。

 木工工房 

木材の細かい加工や作品つくりを行う部屋です。木の器やペンを作る木工旋盤(せんばん)、木材を切る電動丸ノコや縦引きノコ、木の表面をなめらかにする自動カンナなどを使って木のスプーン、キーホルダー、おもちゃなどが制作できます。

木工工房を利用した実習例
●木工機械の紹介

木工旋盤:木材をとりつけて回転させる、刃物を当てて形を削り出していく機械です。木の器やペン作りが行えます。

電動糸ノコギリ:繊細な曲線を自在に切り出すことができます。作品作りには最適です。

電動カンナ:木の表面を滑らかにできます。

●学生の作品紹介(木象嵌)

木象嵌(もくぞうがん)とは、さまざまなの天然木材を用いて、絵画や図柄を表現する日本の工芸技術です。


写真のジョウビタキは黒、灰色、白、オレンジの木材が使用されていますが、これは木材の天然の色を上手く組み合わせて制作しています。 自然環境研究科の3年生が高度専門実習で制作した作品です。